個人事業主が支払う税金とは
個人事業主は、確定申告をすることで、自分が支払うべき正しい所得税額を計算し、自分で支払います。
そして、個人事業主が支払う税金は、所得税だけではありません。
これらの税金は、すべて「総収入金額」や「課税所得金額」の額によって変わってきます。
①所得税
所得税は、1年間に得た所得に課せられる税金です。基本的に確定申告をして納めるものです。(会社員は毎月の給与から源泉徴収され、会社が支払います。)
②住民税
住民税は、所得に課せられる「市区町村民税」と「都道府県民税」のことを指します。納税のための手続きはありません。確定申告を済ませれば、自治体が計算してくれます。(会社員は所得税と同様に、給与から天引きされ、会社が支払います。)
③健康保険料(国民健康保険税)
保険料も所得によって変わります。また、40歳以上の加入者には、医療分だけでなく「介護分」の保険料が上乗せされます。
④個人事業税
個人事業税は、個人事業主に課される税金です。所得金額に応じてかかります。申告手続きは住民税と同じです。
⑤消費税
事業主は、消費者が払った消費税を、代わりに納める義務があります。ただし、前々年度(基準期間)の課税売上高が1000万円以下の場合は、納税の義務はありません(免税事業者)。
所得税、消費税についての相談は税務署か青色申告会に。住民税、健康保険、事業税についてはお住まいの自治体にご相談ください。